さて、今回はサポートのチェックリストについてのお話です。
今回の記事はこちらの記事(PDCAについて)と併せてお読みください。
※DIA以上を目指している方対象のチェックリストです。
GOLDやPLATを目指す方はこちらのチェックリストを利用しましょう。
LOLというゲームの特性上、高レートを目指すにつれて抽象度が高くなります。
また、今回の記事はグランドマスターのありすさんと作成しております。
よろしくどうぞ!
それでは行きましょう。
最重要項目(1~5)
ADCが死ぬ状況で、自分が守れるなら絶対に命を張りましょう。
ADCはデスタイマーの間、経験値もCSも取ることができません。
あなたの3デスよりもADCの1デスの方がはるかに重要です。
BOTレーンは2人いるレーンのため、マッチアップはより複雑になります。
これらのマッチアップについて理解することは必須の項目です。
どのタイミングで勝てるのか。どうやって有利を取るのか。
当然ジャングルにも左右されるでしょう。
このような状況の中でのより深い理解が必要です。
当然のことですがミニマップは重要です。
ですが、ただミニマップを見ているだけでは不十分です。
例えば、ミニマップに写ったワードは他プレイヤーに報告できていますか。
相手のMIDレーナーが消えてすぐに戻ってきたのなら、ワードの予測ができます。
このように、見えた物はもちろん、予測についての判断が要求されます。
単純にスキルが2個→4個になるというのはもちろんです。
これだけでなく、その後の2~3waveにおける有利形成やJGへの貢献も考えられます。
序盤が弱くても強くても重要な行動がLV2先行なのです。
LV2先行が出来なかった場合、絶対に戦わないように下がりましょう。
集団戦を行うにあたって、形を想像することは重要な考え方です。
あなたがタンクサポートをしているならピールをするのかエンゲージをするのか。
エンチャンターなら、誰にスキルを使って、どのスキルをボディブロックするか。
これらを想像しておき、あらかじめ用意することで、集団戦を有利に進められます。
必ず、集団戦の前には戦闘の仕方を想像しましょう。
重要項目(6~12)
戦闘の基本は前から殴るです。
ただし、どちらも殴れるような状況の時は選択肢が発生します。
この時に重要なことは倒せる相手から倒すです。
ガンクにきたジャングラーは、フラッシュやヒール状況は見ていません。
ターゲットピンを正しく出して、フォーカスを合わせる事が重要です。
相手のフラッシュとTPの情報は非常に重要です。
レーナーはCSに意識を割いてしまう分、基本的には管理するのはサポートの仕事です。
他レーナーのSSにも注意を払って意識するようにしましょう。
戦闘の際に必要なのはピールのイメージです。
絶対に止めなければいけないスキルやボディブロックするスキルは理解できていますか。
これをあらかじめ決めておくのと瞬時に反応するのでは難易度が大きく変わります。
キャリーからピールする形を想像しておきましょう。
集団戦において、キャリーがダメージを出せる状況を作ることは重要なプレイです。
ブッシュに視界がないのなら、ワードを置く必要があります。
相手にアサシンがいるなら、それの位置を見つける必要があります。
ADCがよりダメージを出しやすい環境を常に意識しましょう。
上に書いた戦闘の仕方を想像すると言う項目が前提となります。
あなたの「想像の通りに集団戦が行えたか」を振り返る事は、非常に重要です。
エンゲージした後、ADCが倒されたなら、ピールが必要かもしれません。
逆にフロントが足りなかったのなら、あなたが前に入る必要があるかもしれません。
自分の想像の通りに集団戦が出来たかを振り返ることで、次の集団戦をより有利に進めることが出来ます。
集団戦は大きな有利を形成するために有効な方法です。
勝てれば、ゴールドやファームする時間、オブジェクト等を獲得出来ます。
しかし、負けた場合のリスクや、逆サイドでの人数差という不利も付いてきます。
「出来るから戦闘する」ではなく戦闘することで有利を取れる
と言う判断に基づいて、戦闘を行いましょう。
重症アイテムの購入はサポートの仕事です。
タンクならソンメ、エンチャンターならケミ、メイジならモレロ。
あなたが購入することを全員が望んでいます。
基本的には購入することをマストだと認識しましょう。
準重要項目(13~21)
相手のジャングルのルートはもちろん、全員の位置を予測することは重要です。
敵と味方のポジションを考えることで、「出来ること」と「やるべきこと」が変化します。
より勝率を上げる選択肢を取るためにはジャングルや他レーナーの理解が必要となります。
理解が深まれば、把握や予測の精度が上がります。
レーニングを行う上でガンクに対する警戒は重要です。
ガンク警戒のためのワードは、相手のジャングラーによって置く位置や時間が変化します。
相手と味方の構成を考えて適切にワードを設置することを意識しましょう。
オブジェクトを取る際に視界は重要な役割を持ちます。
あなたがドラゴンを取りたいのならば、そのために必要なワードがあります。
逆に、ドラゴン取得に関係のない(必要のない)ワードも当然存在します。
このような、その時に必要な視界は状況により変化します。
これを心がけてプレイできるように体に染み付けておきましょう。
ロームやガンク又はコンテスト等、アクションを起こす際のデワードは重要です。
これを行うことで相手に情報を与えずにゲームをプレイすることができます。
しかし、デワードする瞬間には視界が取られてしまいます。
ガンクの直前やバロン取得中など、必要のないデワードも存在します。
デワード=視界を消す代わりに情報を与える。
と言うことを意識しましょう。
サポートは自分だけでなく、チームメイトと行動することで真価を発揮します。
JGと共にガンクや視界の確保を行い、MIDやJGと共にヘラルドやドラゴンを獲得します。
サポートは自由度が高い分、ビルドや経験値が遅れやすいです。
このため、味方と一緒に行動し人数差をつけることで、有利を形成することを意識しましょう。
オブジェクト獲得には、獲得して良いと判断するための情報が必要です。
「味方の人数差有利」や「相手が他のオブジェクトを取得している」等の情報。
又は「戦えば勝てる金額差」や「集団戦の強い構成有利」等の判断基準。
このように、必要な情報はさまざまな条件と絡み合っています。
これをより深く理解し、ゲームに活かすことを心がけましょう。
サポートのウェーブコントロール理解は重要です。
ロームした後にADCが一人でファームを食べられるか。
MIDへロームした時、ウェーブの形はどうなっているか。
MIDやBOTは森へ寄ることができるウェーブかどうかの判断が求められます。
サポートのビルドは、状況によって様々な選択肢が存在します。
CCが多く、キャリーが動けないならミカエルが必要でしょう。
相手のダメージが高く、騎士の誓いが必要な状況もあります。
その時の状況を把握して、臨機応変にビルド選択することを心がけましょう。
現在のサポートは、ロームすることで有利を作れるメタです。
しかし、ロームには当然リスクも存在します。
味方のプッシュウェーブの時にロームすれば、ADCがファームを出来なくなります。
相手のジャングラーがBOTに来れば、ADCはダイブの警戒をしなければいけません。
ただロームするのではなく、利益と不利益を理解した上でロームしましょう。