【7章2項】集団戦のキャリーのポジショニングとステップ

7章

前回は「集団戦をするか否か」の判断についてお話しいたしました。

今回は集団戦におけるダメージの出し方とポジショニングについてお話しします。

俺何した方がいい?」「誰狙えばいい?」なんて時あると思います。
今回はこんな疑問を解決する方法についてお話ししたいと思います。

役割について

さて、集団戦に関して基本的な概念のお話をいたします。
集団戦とはダメージレースを行うと言うことです。

このダメージレースと言う考え方が非常に重要です。
言い換えれば
相手のHPと味方のHPをより早く削ると言えますよね。

このような考え方を念頭におきながらそれぞれの役割についてお話ししたいと思います。

ダメージディールについて

ダメージディールとは相手にダメージを与える行為のことを指します。

これを行うチャンピオンのことをダメージディーラーと言います。

このディーラーはLOLの集団戦において最も重要な役割です。

集団戦を行う中でディーラーがどれだけ長い時間ダメージを与え続けることができるか
これの有無によって集団戦の勝敗を左右します。

立ち位置と動く方向

さて、こんな集団戦の要となるディーラーの立ち位置についてです。

基本的には集団戦の最後列or後ろから2番目となります。

多くの場合ダメージディーラーはレンジチャンプ(長射程)が比較的多いです。
(変な言い回しになってごめんなさい。メレーにももちろんいます)

このようなレンジチャンプは相手のメレーチャンピオンの射程外から戦う必要があります。

そのため、これを行うためには近づいてくる相手から遠ざかる必要があるのです。

まずは悪い例から見ていきましょう

悪い例

この時に相手から物理的な距離を取る時に当然、引き打ち(カイト)を行うでしょう。

この時に後ろに引きながらカイトすることは好ましくありません

集団戦は5VS5の戦いが基本です。
このため、後ろにカイトしてしまうとこの次のダメージを与えるまでに時間がかかってしまいます

次にいい例です。

いい例

これを防ぐためにカイトする方向は横が基本です
横にずれることによって相手からの物理的距離を稼ぎ、次のフォーカスに移る時の時間のロスも減ります。
また、味方からの距離が離れる心配もないので、ピールやエンチャントをもらいやすいです。
確かに仕方がない場合も多くありますが、基本は横にずれるように意識しましょう。

エンチャンターがいる場合

このように相手から物理的な距離を取らなければいけないので最後列or後ろから2番目なのです。
ちなみに後ろから2番目と言ったのはソラカやルルなどのエンチャンターが存在するためです。

エンチャンターとは味方の強化を行うことのできるチャンピオンのことです。
ASやダメージを上げるナミのようなチャンピオン。
耐久力を底上げするルルのようなチャンピオンもいます。

このようなチャンピオンは体が弱く(耐久力が低く)補助スキルを味方に使い続けることで真価を発揮するチャンピオンです。

単体での戦闘能力は低いことがほとんどで、ブリンクやダッシュというスキルを持っていません

また、自身に強化スキルを打つよりも味方に打つ方が効果的に作用することがほとんどです。
これを行うと自身を守るスキルがなくなってしまうため立ち位置はADCとほぼ同じラインになることが多いです。

よくある勘違いとして、エンチャンターだから前に出れないと考える方がいます。

正しくは効率的に集団戦を進めるために下がるという判断が存在するということです。

もちろんエンチャンターの命はキャリーよりも50倍軽いです。

出来るボディブロックやCCを放棄して回復だけしているソラカ必要ありません
エンチャンターは集団戦をより有利に進めるためのチームの一人であると言うことを意識しましょう。

また、ディーラーがいないor最初に死んでしまったと言う場合は集団戦を行うことはできません
ダメージレースを行う中で、ディーラーがいない=負ける集団戦であるためです。

フォーカスについて

フォーカスとは味方が攻撃を与えるチャンピオンの狙いことです。

このフォーカスを合わせると言うことが重要です。

集団戦の基本は前からです。

の前からと言う表現は少し難しい表現かもしれません。
言い換えれば
一番近い相手から

と言うことですね。

ADCの記事でもお話ししましたが、三角形の法則がここでも生きてきます
もちろん狙えるのであれば相手のディーラーを攻撃したいでしょう。

ですが、逆の立場になって考えましょう。
ディーラーを狙えると言うことは相手もディーラーを狙うことができると言うことなのです。

こんな理由から
相手の一番近いチャンピオンを狙う=フォーカスする
と言うことが重要だと言われています。

また、ダメージを与えるチャンピオンは合わせる必要がありますが
CCを与える対象は分散させることが基本です。
詳しい話についてはCCの項にてお話しいたします。

まとめ

さて、今回は集団戦でダメージを出す方法について説明いたしました。

集団戦のキモはいかにダメージを持続的に与えるかということにあります。

この基本をしっかり押さえた上で、それぞれのチャンピオンに会った動きを研究してみてください。
次回は集団戦を行う際に大切なもう一つの要素。
ダメージを受ける際の役割とアグロコントロールについてお話ししたいと思います。

それでは次回もよろしくどうぞ!

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