さて、今回はMIDのチェックリストについてのお話です。
今回の記事はこちらの記事(PDCAについて)と併せてお読みください。
※DIA以上を目指している方対象のチェックリストです。
LOLというゲームの特性上、高レートを目指すにつれて抽象度が高くなります。
また、今回の記事は元LJL Academy MIDレーナーのあかいぬくんと作成しております。
よろしくどうぞ!
それでは行きましょう。
最重要項目(1~6)
BanPickの段階で、自分の役割を考えることは重要です。
これは自分のチャンピオンの特性とお互いのチーム構成を踏まえた上での決定が必須です。
BanPickで10人が見えた時点で、役割を決めてプレイすることを心がけましょう。
MIDレーンにおいての勝利条件は多岐にわたります。
ファーストタワーやオブジェクトファイトの勝利がわかりやすいです。
またCS差や経験値差や相手ジャングラーや他レーンへのプレッシャーetc…
様々な要因が存在します。
自分や対面のチャンピオン、お互いのチーム構成を考えて、
どの勝利条件を目指すかを意識しましょう。
MIDレーンにおけるウェーブコントロールはとても重要な項目です。
このウェーブコントロールは様々な要因が絡んできます。
ハラスプレッシャーやクリア能力、パワースパイクも当然関係してきます。
この時に重要な事として目的に沿ったウェーブを作ると言う事です。
CS差をつけたいのであれば、タワーに押し付けるorフリーズを行えばいいでしょう。
逆にソロキルをしたいのであれば、それに沿ったウェーブが存在します。
自分の役割 と 勝利条件に基づいたウェーブコントロールを常に意識しましょう。
正しいトレードを行うことはレーニングを行う上で重要な項目です。
MIDレーンにおけるトレードは3つのステータスから成り立っています。
1.お互いのHPやマナやスキル
2.CSや経験値やタワー等の資源
3.ウェーブの押し引き
トレードはこれらの何を有利に交換するかを決めた上で行うことを心がけましょう。
自分と対面のマッチアップを理解することは重要な項目です。
マッチアップの理解は「自分の役割」と「勝利条件」を決定するために必要な材料です。
気をつけなければいけないスキルや、タイミングはもちろんですが、
お互いの有利なタイミングと状況をしっかりと理解することが重要です。
例えば
シンドラ VS オリアナ
この様な状況の場合、一般的にはシンドラの方がトレードやウェーブクリアの面で優秀です。
しかし、6LVタイミングでのガンクセットアップはオリアナの方が有利でしょう。
これらのことを理解することはレーニングを行う上でとても重要です。
レーンをプッシュした後の選択肢は多岐にわたります。
・タワー下へのハラス
・サイドロームやワーディングしながら体を隠す
・相手が2人以上なら逆サイドでのアクションを促す
・プッシュを継続し、相手チームへプレッシャーを与えるetc…
この様な選択肢の中で、より勝率が高くなる選択を行いましょう。
また、この選択肢はお互いの構成やパワースパイクによって変化します。
自分が行うべきアクションを常に考えることが重要な項目となります。
重要項目(7~14)
MIDレーンにおいて対面より先にリコールを行うと言うことはとても重要です。
MIDはレーンが短い分ミニオンの到着が早く、ロスが発生しやすいレーンです。
この様な状況の中で先にリコールすると、レーン戦を有利な状態で進めることができます。
自分が先にリコールし、相手がしていない状態でのレーニングは自分が有利です。
対面はリコールしたい状態ですが、主導権がないためプッシュされてしまいます。
このため、相手はリコールできずに不利なレーン戦を続ける=MID有利が作れる
と言う状況になります。
これらの理由からロスが少ない状態で相手より先にリコールすることが重要になっています。
MIDにおいてスキルの命中精度は非常に重要な項目です。
相手がCSを取る瞬間やタワー下に押し付けられているタイミングなどはスキルを当てやすいです。
ここで重要なことは目的を持ってスキルを使用すると言う事です。
漫然と相手に向けてスキルを打つだけでは、レーンを有利にすることはできません。
プッシュをする・HPを削る・リコールするためのクリアをする・CSを邪魔する等
全てのスキルを使う時には、目的を持って使用することを心がけましょう。
MIDレーンが最もジャングルを意識する時間は試合開始後の5分間です。
相手と自分のジャングラーのスタート位置やルート等は特に気をつける必要があります。
最初の2〜3waveでプッシュが出来るのであれば、JGが鉢合う側にワードを置きましょう。
集団戦を行うにあたって、形を想像することは重要な考え方です。
あなたがアサシンならADC等のキャリーを落とすのか、姿を隠しプレッシャーを与えるのか。
メイジならポークをしてHP有利を作るのか、ワンショットを狙うのか。
フロントラインにCCを入れる選択肢もあります
その他、様々な集団戦の戦い方が存在します。
これらを想像しておき、あらかじめ用意することで、集団戦を有利に進められます。
必ず、集団戦の前には戦闘の仕方を想像しましょう。
上に書いた戦闘の仕方を想像すると言う項目が前提となります。
あなたの「想像の通りに集団戦が行えたか」を振り返る事は、非常に重要です。
エンゲージした後、ADCが倒されたなら、ピールが必要かもしれません。
逆にフロントが足りなかったのなら、あなたが前に入る必要があるかもしれません。
自分の想像の通りに集団戦が出来たかを振り返ることで、次の集団戦をより有利に進めることが出来ます。
集団戦は大きな有利を形成するために有効な方法です。
勝てれば、ゴールドやファームする時間、オブジェクト等を獲得出来ます。
しかし、負けた場合のリスクや、逆サイドでの人数差という不利も付いてきます。
「出来るから戦闘する」ではなく戦闘することで有利を取れる
と言う判断に基づいて、戦闘を行いましょう。
基本的にMIDレーナーはワードを上側と下側のどちらかに置く事となります。
例えば、上側に置く場合、上側にピンクもトリンケットも設置する事となります。
そして、上側にジャングラーが映らない=下側にいる
と推測を行う様に心がけることが重要です。
これは上下両方の森にワードを設置するには、物理的に数が足りないためです。
適切なワーディングを行い相手ジャングラーの位置を予測しましょう。
戦闘の基本は前から殴るです。
ただし、どちらも殴れるような状況の時は選択肢が発生します。
この時に重要なことは倒せる相手から倒すです。
ガンクにきたジャングラーは、フラッシュやヒール状況は見ていません。
ターゲットピンを正しく出して、フォーカスを合わせる事が重要です。
凖重要項目(15~20)
サイドレーンやインベイドに行くならば、味方ジャングラーと同じ側に行くことが重要です。
サイドローム=他のレーンで人数差を作る
と言うアクションです。
このため、相手ジャングラーが寄って来た場合人数差がなくなります。
これを防ぐために味方ジャングラーと同じ側にサイドロームすることを心がけましょう。
相手のジャングルのルートはもちろん、全員の位置を予測することは重要です。
敵と味方のポジションを考えることで、「出来ること」と「やるべきこと」が変化します。
より勝率を上げる選択肢を取るためにはジャングルや他レーナーの理解が必要となります。
理解が深まれば、把握や予測の精度が上がります。
ドラゴンやヘラルドの際にオブジェクト側に寄ることは重要な項目です。
相手のレーナーもドラゴンに寄ることが多いため、先にドラゴンに寄ることでブッシュに隠れることができます。
このため、相手の視界のない場所から有利なトレードを行うことができます。
もちろん味方がドラゴンを安全に取るためにも重要な行為となります。
基本的にはドラゴンやヘラルドを取得する際には寄ることを心がけましょう。
スキルの数が1→2に増えることは当然重要です。
これだけでなく、ウェーブコントロールの主導権やジャングルへのワード等、
LV2先行を行うことで、様々な利点が存在します。
先行ができた場合には、有利を作るためのレーニングを、
先行できなかった場合には、絶対にトレードをしないことを心がけましょう。
オブジェクト獲得には、獲得して良いと判断するための情報が必要です。
「味方の人数差有利」や「相手が他のオブジェクトを取得している」等の情報。
又は「戦えば勝てる金額差」や「集団戦の強い構成有利」等の判断基準。
このように、必要な情報はさまざまな条件と絡み合っています。
これをより深く理解し、ゲームに活かすことを心がけましょう。
MIDレーナーには様々な役割があります。
キャリーを落とすだけなら単純に火力を増やすだけでいいでしょう。
タンクを溶かすなら 苦悶や ヴォイド を買っても良いでしょう。
集団戦において絶大な効力を持つ 砂時計も当然強いアイテムです。
どのアイテムを購入するかは使用しているチャンプやお互いの構成、役割によって左右します。
現在の状況において、適切なビルド選択をすることを心がけましょう。