【5章6項】チャレのロームが決まりまくる理由を解明【MID】

5章

今回はMIDにおけるレーン戦の第3回です。
前回まではMIDレーンにおけるトレード→プッシュ→ワードここまでの流れをお話ししました。
今回はワードの後に必要になるロームについてのお話をいたします。

本題:ロームについて

一言にロームと言いますが、MIDのロームはさまざまな選択肢があります。
TOP、BOTなどのレーンに向かう「サイドローム」
ドラゴンやヘラルドへ向かう「オブジェクトローム」
相手のジャングルへと入っていく「カウンタージャングル」等
ざっと書き出しただけでこれに加えて
体を隠す「インク」やブッシュで相手を待つ「アンブッシュ」etc…

こんな選択肢の中でどれを選択するべきかという判断が必要になります。
今回はその基準についてお話しいたします。

ドラゴンについて

ゲーム序盤〜中盤のドラゴンはその瞬間ではなく、長い目でみたときに有効になるオブジェクトです。
ドラゴンを取れたからといってレーン戦が目に見えるほど有利になるのは3年以上前の話。。。
今はドラゴンの取得は未来への投資と考えることが一般的です
しかし、おざなりにしていいわけではありません。

味方のJGからドラゴンにピンが出ているのであれば、MIDをプッシュしてドラゴンに体を寄せましょう。
仮に1waveロストすることになっても寄ることが基本です。
結果として何もなくドラゴンが取れただけでも、それはチームにとって大きな投資です。
逆に1waveのロストでドラゴンが取れれば、良いトレードと言えますよね。

仮にプッシュしたときに相手の姿が見えなかったとしましょう。
味方はドラにピンを出しています
MIDの取るべき選択肢はタワーを殴るのではなくドラゴンに寄ることです。

ファイトになった時はドラゴンを触っているチームの方が「弱い状態」にあります。これは味方ジャングラーのスキルやHPをドラゴンに対して使っているためです。
このときMIDが寄れていれば、相手は「仕掛けに行く」という選択を取れなくなりますよね。

これらの理由からMIDはドラゴンに寄る必要があるのです。
相手のジャングラーがトップサイドに見えていればプッシュするだけでも構いません。
重要なことは味方のジャングラーが「安全に」ドラゴンを取得することなのです。
ドラゴンの基本についてはこちら

ヘラルドについて

現在のメタではヘラルド取得のためにADCがSUPと一緒にMIDまでくることは少ないです。
ほとんどの場合が「サポートのみ」がロームしてくるでしょう。

ここで重要なことはサポートやジャングラーと一緒に行動することです。
ヘラルド取得時にはワーディングが必要となります。
これを行うためにジャングラーやサポートと一緒に行動し、相手ジャングル内の視界を確保する必要があるのです。

仮にMIDレーナーがレーンに居座り続けると相手MIDだけがジャングルに出ていってしまいます。
こうなるとジャングル内で、味方2人VS相手3人の構図が出来てしまい、人数不利を背負うことになってしまいます。

これを防ぐためにも味方ジャングルやサポートと一緒に行動しましょう。
ヘラルドの基本はこちら

サイドロームについて

サイドロームの基本的な考えは「人数差を作る」ことにあります。
ミニオンを相手に押し付け、その状態で自身がサイドレーンへロームすることによって人数差を作り出します

このときに相手のジャングラーが補助に来たらどうでしょうか。
自分はリソースを使ってMIDをプッシュし、ワードを置き、やっと作り出した時間。
そんな時間をジャングラーのたった10秒のヘルプでぶち壊される感覚を思い出してください。
あなたのキーボードやモニターは血と涙に染まっていることでしょう。

これを防ぐ方法はとってもシンプルです。
味方ジャングラーと同じ場所にロームすれば良いのです。
これはとても重要で、相手のカウンターガンクが来ても人数差を作ることが出来ます

確かに味方ジャングラーの時間+MIDレーナーの時間と二つの時間を使ってしまうことになります。
しかも取れる有利はガンクやローム1回分です。
ですが、上でも書いた相手ジャングラーの選択肢を消すと言う考え方の上では非常に有効な方法です。

また、この時間帯は反対側のレーナーはセーフなプレイを心がけることができます
僕自身も最近感じているのですが、「わかりやすいプレイ」は重要です。

味方全員とVCが出来るわけではありませんし、全員の意思を共有できるわけでもありません。
このような状況の中で
わかりやすいプレイ=判断しやすいプレイ
を行うということは、味方の判断ミスを防ぐ結果となります。

これらのメリットから考えてMIDロームの基本は
ジャングラーと一緒に動く
となります。

アンブッシュについて

MIDレーンはタワー間の距離が非常に短いので他のレーンと比較したときにソロキルが発生しにくいレーンです。
よくある構図ですが、キヤナがオリアナにプレッシャーを与え、タワーまで下がらせることに成功しました。

しかし、タワーダイブができるほどの有利は取れていないため、キルタイミングが作れない・・・

こんな構図を見たことはありませんか。

こんなときに有効な方法がアンブッシュです。

これはロームをするときに相手のブッシュ内に待機する方法です。
これのメリットは相手との距離を詰めると共に、相手タワーからの距離を確保することができます。

これを行うと相手は、ロームについてくることができなくなります
通り道で、距離を詰めた状態で1vs1を行う可能性があるためです。

アサシンやファイターを使う時などに有効な方法ですので、覚えておきましょう。

後書き

さて、今回はMIDレーナーがプッシュした後の動きについてお話しいたしました。
3回に渡るMIDレーンについてのお話は、日本サーバーチャレンジャーの「ながのくん」と共に作成させていただきました。
ご協力感謝します。

もっと深いお話もたくさん聞かせていただいたのですが、状況が限定的なものが多く非常に深い話になりますので、詳しくは「上級編」で書かせていただきます。(まとめきれずに申し訳ない)

さて、次回からはADCについてのお話です。
ADCのスケールする方法プレッシャーの掛け方ダメージの出し方など…
ADCには必須のあれこれについて書かせていただきますのでお楽しみに!

それでは次回もよろしくどうぞ!!

コメント

  1. hokutora より:

    お疲れ様です。
    色々なLoLの攻略サイトを見てきましたが、現状ではこちらのサイトが一番分かりやすいです。ありがとうございます。

    継続して記事を投稿することは大変であると思いますが(自分も攻略記事を書くことがあるので)、挫けない程度に頑張ってください。応援しています:)

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