今回の記事はTOP・MID・BOTなど、全てのレーナーにとって必要なshoveについてのお話しです。
レーン戦はもちろんそれ以降にも超重要な考え方ですので、ぜひ覚えてください。
shove(ショウブorショーブ)とは
LOLにおいてshoveとはスキル等を使い全力でミニオンをプッシュすることです。
英語的な意味ではshove(=突き出す)と言う意味です
LOLグリモワール内でもさまざまな記事で
〜をするためにプッシュしましょう
とお話ししていますよね。
※レーン戦の記事についてはこちらをご覧ください
このような時に使う技術がshoveです。
実践方法
さて、具体的な例を見ていきましょう。
このような状況を想像してください。
自分オリアナ VS 対面キヤナ
図のようなレーン状況の時に
オリアナは Q → E → Q → W
とミニオンに対してスキルを回すことでウェーブをshoveすることができます。
このようにスキルを使って一気にミニオンをプッシュすることをshoveを行うと表現します。
メリットについて
これを行う大きなメリットは以下の二つです。
- ミニオンを相手タワーに押し付けることができる
- ミニオンウェーブをリセットすることができる。
こんな感じですね。
それぞれについてお話しいたします
ミニオンをタワーに押し付ける事ができる。
さて、LOLはゴールドや経験値を稼ぐためにミニオンを取らなければいけないですよね。
そのため、タワー内までプッシュされている状態の時は、レーンを離れることができません。
仮に相手がレーンを離れた場合でも、タワーがミニオンを攻撃してしまいます。
このため、相手はタワーを離れると確定でミニオンをロストしてしまいます。
(一般的にこのような状態を「ミニオンが焼ける」と表現します。)
一方、自分は焼けるミニオンがないため自由な時間ができます。
このようなメリットを取るための方法がshoveです。
ミニオンウェーブをリセットできる
さて、LOLにはフリーズウェーブというものが存在します
(詳しくは別記事にてご紹介します。)
こんな状況ですね。
このような状況のままゲームを進めることは非常に不利な選択です。
この時にshoveを行うことでウェーブをリセットすることができます。
これは相手がCSを取るためにミニオンにスキルを使った瞬間に行います。
もちろんshoveした瞬間は大きなリスクを負うことになります。
しかし、これを超えさえすればwaveが元に戻るため、フリーズされている時に有効な選択肢です。
デメリットについて
さて、shoveを行うという行為には当然デメリットも存在します。
同様にオリアナ を使っているとしましょう。
対面のチャンピオンはフィズだとします。
このような状態の時にshoveを行うと自分の主要スキルがCDに入ります。
これを行った場合、今度は相手のフィズ が戦闘を仕掛けることができます。
自分 がスキルを使ってしまったため、相手から見ると
トレードさえ出来れば、有利な状態
となります。
shoveにはこのようなデメリットが存在します。
shoveが必要なタイミング
さて、ここまでshoveの内容についてお話ししました。
ではタイミングはどうでしょうか。
実はshoveはレーン戦中にいつでも行っていい方法ではありません。
適当に行うと相手にトレードを仕掛けられてしまいますからね。
結論から言うとshoveを行うタイミングは
自分がレーンを離れる直前のタイミング
です。
このようなタイミングが欲しいシーンはゲーム中多く存在します。
具体的には
- 3分15秒のカニタイミング
- ドラゴンを始める(始められる)タイミング
- サイドロームするタイミング
- 相手ジャングル内に入っていくタイミング
- ワードを置きにいくタイミング
- 自分がリコールするタイミング
ざっと挙げてもこれだけありますね。
もちろんこれ以外にも自分が寄らなければいけないタイミングもこれに当てはまります。
このような状況の時はshoveをしてミニオンを押し込んでからアクションを起こすと言うことが重要になります。
shoveした後の行動について
さて、shoveを行った後の取るべき行動についてお話しいたします。
基本的に
shoveを行う=ミニオンをタワーに押し付ける
と言うことです。
これを行うと次のミニオンウェーブからはバウンス(リバース)を始めます。
正しく言い換えるなら
shoveした場合、次のミニオンウェーブからは相手のプッシュウェーブになります。
shove後
1wave目
2wave目
3wave目
これはミニオンの特性みたいな物だと思ってください。
一つ目のミニオンウェーブは緩やかなプッシュウェーブ(スロープッシュ)
二つ目のミニオンウェーブは強めなプッシュウェーブ
となります。
多くの場合3~4waveほどで自分のタワーに相手の大きなウェーブが到達するでしょう。
LOLでは30秒で1waveのミニオンが進軍してきます。(wikiより)
3~4waveで味方のタワーまでミニオンが到達すると言うことは
一度のshoveによって作られる時間は90~120秒ですよね。
そのため、この90~120秒で帰ってこれるようなプランニングをしっかりと行いましょう。
もし、帰ってこれないと想定した場合は、
アクションを起こした時のメリットと自分のレーンのロストを比較して判断しましょう。
発展
これはshoveしたタイミングのwaveの位置で決まります。
次のwaveが到着するより早くミニオンが焼ける時間でshoveするとリセットになります。
まとめ
さて、本日はshoveについてのお話をいたしました。
レーンを離れる際に、ロスを抑えるために必須の技術のshoveですが、実は高レート帯でも正しく理解できてない人がいます。
この技術は1wave単位で見るとそこまで大きな差はできません。
しかし、ゲーム全体で見るとものすごく大きな差を作り出します。
ぜひ、レーンを離れる際に実行してください。
さて、次回はウェーブコントロールについてのお話です。
それでは次回もよろしくどうぞ!