ロームタイプで試合を組み立てる方法【MID】

MID

皆さんどうもこんにちは
編集長のあのさかきです。

本日からのMIDプランニングは元SG所属のMIDレーナーあかいぬ君に監修していただいてます。

今回はMIDレーンにおけるロームタイププランニングについてお話いたします。
最もチャンピオンの種類が多く、それぞれの役割によって勝利条件が変化するMIDレーンですが。その分、学ぶことも多くさまざまな勝ち筋が存在するレーンでもあります。
また、MIDレーンは取れる選択肢が多いため、チャンピオンごとに決まったレーニングがありません
対面に対して勝てるレーニングのタイプを適宜選択することが必須のテクニックとなります。

今回はプロとチャレンジャーを経験している日本最高峰の知識とレーニングの考え方についてご紹介できれば!と思います!!

それでは本編へどうぞ。

本題:ロームタイプについて

本日はロームタイプについてのお話です。
MIDレーンを抜け出し、サイドレーンやジャングル内で有利を作るレーニングを行うタイプです。

代表的なチャンピオン
アーリ ヴェックス ゾーイ

これらのチャンピオンをピックした時に最も取りやすい方法がロームタイプとなります。
基準としては、ウェーブクリアに優秀なスキルがあることが挙げられます。
自身のみならず、味方の有利を確立させることが出来るレーンタイプと言えるでしょう。

強味

このピックをした際の強みは大きく分けて2点
・ウェーブクリア能力によるプッシュ主導権の取りやすさ
・高い機動力によって人数差のあるファイトを起こすことができる

これらの強みが存在します。

このプランで最も重要なことはクリア能力の高いスキルを活かした、プッシュ主導権を取ることです。
これを活かして自由な時間を作り、サイドやジャングルの中でアクションに関与することができます。
逆説的に言うと、プッシュ主導権を取ることができれば使うことのできるプランですね。

目的

このレーンを選択した際の目的は
相手より先に味方に寄ることで人数差を作ることです。
これによって人数差のある集団戦アクションを行うことができます。
このプランの優秀な点は本来ファームを逃すリスクのあるロームと言う選択肢を低リスクで行うことができる点です。
しかしながら、プッシュをする関係上ガンクのリスクを大きく受け、アクションを起こせなかった場合MIDでの有利を逃してしまう結果になってしまいます。
マップ全体に影響力を出せる分、ジャングルやサイドレーンの理解も重要なレーニングになるといえるでしょう。

ゲーム運び

このプランを行った際の理想的なチャートは以下の通りです。

step1:プッシュ主導権を獲得し、ウェーブを押しつける
step2:敵の視界から消える
step3:味方のジャングル方面へ体を寄せる
step4:MIDのウェーブ状況を見てロームorMIDプッシュを選択する

この様な流れで有利を形成することが理想のレーニングとなります。
それぞれの詳しい説明をします。
今回は例としてアーリを使用します。

step1:プッシュ主導権を獲得し、ウェーブを押しつける

さて、まずは大前提としてウェーブの主導権を獲得する必要があります。
プッシュをするために超大切なポイントは二点です。
一点目はポジショニングについてです。
オフザウェーブをしっかりと意識することがとても大切です。
オフザウェーブの詳しい解説はこちら

二点目の大切なポイントはトレードの理解についてです。
アーリQスキルプッシュに使えることはもちろん、ダメージにも回復にも使うことができます
当然他のチャンピオンでも同様でしょう。
この時にどの様にスキルを使うのかを明確に意識してトレードを行うことはとても重要です。
しっかりとトレードについて理解してプレイを行いましょう。
トレードの詳しい説明はこちら

step2:敵の視界から消える

さて、step1でプッシュ有利を取ることができたら次は体を隠しましょう
この段階でロームを決めて走る必要はありません
まずは相手の視界から消えることがとても重要です。

MIDレーナーが相手の視界から消えることは相手チーム全員に強烈なプレッシャーを与えていることを理解しましょう。
相手ジャングルだけでは無く、サイドレーナーに対してもプレッシャーをかけることができます。

これを行うだけで、タワー下に押し付けられてる味方は余裕ができ、相手ジャングラーはインベイドやドラヘラルドを諦めるでしょう。

これだけのメリットをもつ
サイドブッシュに隠れる
と言うアクションをしっかりと行いましょう。

step3:味方のジャングル方面へ体を寄せる

さて、step2で相手の視界から体を隠すアクションを行いました。
これを行う中で、大砲ミニオンをプッシュしきったタイミングができるでしょう。

この時あなたは、体を隠した後にロームをするかどうかの判断をする
と言う選択肢を取ることができます。

ロームをすることとなった時にこれの成功率をぐっと上げる方法が存在します
それが、
味方のジャングラーに体を寄せる
と言う方法です。
詳しい解説はこちらの記事へ

大切なことは
大砲ウェーブを押し込んで、ジャングラーに体を寄せる
→人数差のある状態でアクションを起こす
と言う流れを意識することが超重要です。

step4:ウェーブ状況からロームorMIDプッシュを選択する

さて、step3でロームを開始したとしましょう。
あなたはジャングラーに向かって走っている状態です。

この状態でもあなたには選択肢が常にあると言うことを意識しましょう。

この選択肢というのは大きく分けて三点です。
・ロームを継続し、ダイブやアクションを決行する。
・ロームを断念し、再びウェーブをプッシュしに戻る。
・途中でブッシュに隠れ、遅れて着いてきた相手をキャッチする。


これを判断するには、ローム先とMIDレーンの状況を常に確認しなければなりません。
しっかりとウェーブの状況とローム先の状況を把握する様にしましょう。

注意点

対面をソロキルすることを目的にしない。

これらのチャンピオンでソロキルすることを目的にレーニングを行うことは望ましくありません
ウェーブを押すためにスキルを使うため、ヘルス有利を取りにくいためです。
これらのチャンピオンでのソロキルは狙って作るのでは無く、
正しいプレイを続けた有利の結果として取れる可能性の有るもの
ということを理解してプレイを行いましょう。

ロームに意識を割きすぎてウェーブをロストする。

ロームを目的とした場合でも常に自身のウェーブに意識を裂き続けることはとても重要です。
よく見かける場面としてロームを意識しすぎて結果としてロストの方が大きいと言う状況があります。
キャノンウェーブやスロープッシュを用いてロストを可能な限り減らすことをしっかりと意識しましょう。

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