本題:留守番レーンいついて
本日は留守番レーンについてのお話しです。
ADCはタワー下でCS差をつけられない様にセーフにプレイをし、サポートはマップ全体で有利を形成することが目的のレーンです。
代表的なチャンピオン
ADC:エズリアル ケイトリン シヴィア
SUP:パイク バード スレッシュ
これらのチャンピオンの組み合わせをピックした際には留守番レーンとなります。
このレーンを行う基準は
AAやスキルの射程とウェーブクリア能力がある=ダイブ耐性のあるADC
+
能動的に打つことが出来る確実に相手を止めるCCがあるSUP
この様なレーンでは、SUPがマップ全体を動き回りチーム全体の有利を築くピックです。
また、この時ADCは一人でレーンを耐える必要があります。
このため、射程とダイブ回避のためのウェーブクリア等が必要となります。
留守番レーンの難易度はこちらです。
ADCの難易度
SUPの難易度
このピックでのADCは基本的な事項さえ押さえれば単純です。
基本的にはウェーブをプッシュせずに、取れるCSを取ることになります。
この時に問題となるのはSUPの動きが重要です。
BOTレーンを離れ、効果的なロームとアクションを行う必要があります。
このような理由からADCの難易度が低くSUPの難易度は高くなっています。
強味
このピックをした時の大きな強みは3点
・相手MIDへ強いプレッシャーをかけれる
・味方MIDとJGがスケールしやすい
・ヘラルドやドラゴンの獲得が容易
これらの強みが存在します。
基本的にこのレーンは、BOTレーンを育てるピックではありません。
視界外、もしくは有利なポジションからサポートが人数差を作ることが強みとして存在するためです。
このため、相手MIDやJG内で戦うことが最も強い戦い方といえるでしょう。
この強みを生かしてレーン外でアクションを起こすことがとても重要です。
目的
このレーンを選択した際の最大の目的はBOT以外の有利を形成することです。
この中でも特にMIDやJGを勝たせることがとても重要です。
この二つのレーンはマップ全体に影響を出すことが容易であるためです。
特に、JGがスケールチャンプ(サイラスやキンドレッドなど)であるときは得に優秀な戦術となります。
一方、BOTレーンに一人で残るADCの目的は死なずにファームを続けることです。
基本的に一人でお留守番をし続けるため、有利を作ることはできません。
このため、セーフティにレーンを引きつつ、ダイブの警戒を続けることが重要です。
このような理由からこのピックでの目的は
・ADC:可能な限りCSと経験値を獲得する
・SUP:MIDやJGにて有利を築く
の2点となります。
理想のゲーム運び
このピックを行った際のレーンの理想的なチャートは以下の通りです。
step1 :レベル3までにプルウェーブを作成する
step2-ADC:プルウェーブを維持しながら安全にファームを行う
step2-SUP:サイドレーンへロームを行い有利を形成する
step3-SUP:適宜BOTレーンへ戻りコントロールと経験値を獲得する
この様な流れで有利を形成することが理想です。
それぞれ具体的な方法を説明します。
今回は例としてシヴィア/パイクを使用します。
step1:レベル3までにプルウェーブを作成する
さて、このレーンになった場合はまずプルウェーブを作成することが第一目標となります。
サポートはレベル3を迎えることで他レーンへの圧力が急激に上昇します。
このため、レベル3になるとSUPはレーンを離れることになります。
この時にとても重要なことがあります。
プルウェーブを作成しないと、ADCがファームすることが出来ません。
ウェーブを押している状態だと相手にフリーズとゾーニングをされてしまうためです。
シヴィアのQやWを利用しウェーブ主導権をしっかりと獲得しましょう。
絶対にプルウェーブになることを確認してからサポートはアクションを起こしましょう。
(詳しいプルウェーブの作り方はこちらから)
step2:ADCとSUPでやることが分岐します
step2-ADC:プルウェーブを維持しながら安全にファームを行う
さて、step1でプルウェーブを作成した後のADCの動きは単純です。
基本的にはプルウェーブを維持しつつファームを続けましょう。
ここで大切なことは適宜ウェーブクリアを行うことです。
タワーダイブをされる場合には一つ後ろのタワーまで下がってデスをしないことを心がけましょう。
最も避けるべきはデスでの時間消費です。
step2-SUP:サイドレーンへロームを行い有利を形成する
SUPはこの時間からBOTでの2vs2をやめることになります。
まずはMIDレーンへロームを始めましょう。
有利なポジションからのフックやCCを重ねることで有利を作ることが出来ます。
MIDレーンの主導権を取ることが出来れば、ゲーム全体を有利に進めることが出来ます。
相手SS(フラッシュ/TP)の奪取を一つ目の目標にロームを行いましょう。
当然、適宜オブジェクト獲得のための視界管理や人数有利のために動く必要があります。
詳しい内容についてはサポート各記事をご覧ください。
step3-SUP:適宜BOTレーンへ戻りウェーブコントロールと経験値を獲得する
さて、step2でロームを始めたSUPですが、適宜BOTへ戻る必要があります。
基本的には以下の3点
・プッシュ/フリーズしてしまったBOTのウェーブをリセットする
・SUPがレベル6になるための経験値の獲得
・BOTダイブウェーブの解除とファーム補助
これらの時にはBOTへ戻りレーニングを行うことが必須です。
SUPはアクションを起こす重要なロールですが、無茶苦茶していいわけではありません。
BOTのロスを可能な限り減らすのも重要な仕事です。
注意点
このピックをした際の注意点は以下の通りです。
SUPのアクション失敗=大きな不利という自覚をしましょう
SUPはそれぞれのレーンにロームを行い、アクションを起こす必要があります。
この時に絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、BOTでは常に不利を築き続けているということです。
一人でADCは苦しい思いをし続けています。
SUPがアクションを失敗するとそれだけで負けているということを自覚しましょう
ヘラルド獲得は絶対条件
このピックをした時は特に一つ目のリフトヘラルドの獲得はとても重要です。
現在のメタでは8分にSUPがヘラルドまでロームをすることが定石です。
しかし、このピックではそれよりさらにヘラルド有利を取ることが出来ます。
8分以前にMIDレーンを勝たせることが出来るためです。
しっかりとMIDレーンを勝たせ、8分のヘラルド獲得をしっかりと意識しましょう。
サポートアイテムを完成させよう
このピックをした時はサポートアイテムが完成しにくい傾向にあります。
レーンにいる時間が少なく、効果を効率的に使用しにくいためです。
このレーンを行うときは積極的にサポートのスタックを消費することを心がけましょう。
あとがき
今回は留守番レーンのプランニングについてお話いたしました。
ADCが不利を背負い続ける一方で、SUPが他レーンでの有利を作るピックです。
SUPは非常に難しい上、アクションを失敗するとロスが非常に高いです。
その分、ソロキューでサポートがキャリーをする効果的な戦術の一つです。
しっかりと理解をしたうえでプレイを行いましょう。