さて、久しぶりのJG記事です。
本日はジャングラーのレーンに対する介入についてのお話です。
対面ジャングラーと差をつけると共に、レーナーへの投資として重要な考え方ですので、ぜひ最後までご覧ください。
本題
レーン介入の種類について
さて、一言にレーン介入と言ってもジャングラーがレーナーに介入する方法は多く存在します。
大きく分けて
- ジャングル内のアクションによってレーンに介入する方法。
- 各レーンに顔を出すことによって、有利を形成する方法。
この二点があるでしょう。
それぞれについて説明いたします。
ジャングル内のアクションによってレーンに介入する方法
青バフの授受について
さて、一つ目はジャングル内でのアクションについてです。
まず思いつくのはバフの授受でしょう。
基本的にはMIDレーナーが青バフを必要とするチャンピオンの場合は、2週目以降の青バフを渡すということが定石です。
これは、たとえ味方が負けていても渡した方が結果的に有利を作ることができます。
確かに負けているMIDレーナーに青バフを渡すことは、直感的に考えると不利だと感じるでしょう。
しかし、青バフを渡すことで
ウェーブクリアにスキルを多く使える状況を作る
ことができます。
言い換えれば
タワー下にミニオンを押し付けられにくくなる=レーンを耐えやすくなる
ということですので、結果的にJGへの負担が格段に下がります。
当然、MIDレーナーのジャングル内への『寄り』も早くなるでしょう。
これらの理由から、可能な限り青バフを渡すことが定石です。
※ただし、青バフが特に必要なジャングラー「カルサス等」に関しては、自身でとってしまうのも選択肢に入ります。
視界ラインの確保について
二つ目に挙げられる介入方法として視界の確保が考えられます。
MIDレーナーは一人のトリンケットとピンクで上と下の両側を警戒しなければいけません。
一般的には両側を見ることはできないため、片方の視界を確保して、そちら側に体を寄せることが定石となります。
また、TOPレーナーはレーンが長く、ダイブのリスクも高いレーンです。
さらに、ヘラルドについても管理しなければいけません。
これらソロレーナーの視界確保補助を行うこともJGの重要な仕事の一つです。
味方のワードの有無や取りたい視界、相手の位置を考え適切にワードを置くことが重要です。
基本的には以下の三点に注意して視界補助を行いましょう。
- それぞれのレーナーがプッシュしている状況である。
- プッシュしているレーンにワードが無く、ガンクのリスクがある。
- アクションを起こしたいサイドのワードが置けていない。
これらの条件を満たす場合は適宜、ジャングラーが視界を取る事を心がけましょう。
(ワードについて詳しい記事はこちら)
レーンへ顔を出す事でレーン介入を行う方法
さて、次はレーンへ直接行く事で介入を行う方法についてです。
これらについてはジャングルルートから外れるため、自身のロストが前提のプレイイングとなります。
このため、ジャングラーにしてみればレーンへの投資であるという考え方がより強くなります。
『ガンクを大量に決めたのに勝てなかった。』
等の事態は、これの考え方が抜けてしまっているためであることが多いです。
自身のファーム効率を下げた上で、レーナーの有利を形成するという考えを念頭に置いた上で行いましょう。
このため、レーンの経験値をレーナーと一緒に吸うことが重要になります。
ファーム効率を下げた=不利
ではなく、
ファーム効率を下げる分、レーンのリソースを分け対面との有利を形成する
という考え方が基本になります。
繰り返しになりますが、ジャングラーは試合を動かすうえで重要な役割です。
ファーム効率を下げたまま、不利を形成することのないように、ジャングルファームとレーン介入を常に計算しましょう。
リコール補助について
さて、レーナーに対する介入としてジャングラーが最も嬉しいアクションがこれです。
味方がリコールしたいタイミングに、そのレーンを一緒にプッシュする行為にあたります。
当然、経験値やCSをレーナーと共有して獲得することができるため、対面JGと差をつけることができるでしょう。
また、味方レーナーは適切なタイミングでリコールを選択できるため、ロスを減らすことができます。
このタイミングは、以下の条件を満たす場合に行うことが定石として知られています。
- 味方のリソース(HPやmana)が少なく、継続してレーニングを行えない状態
- 対面レーナーよりウェーブクリア能力が低く、プッシュできない状態
- オブジェクトファイトが起きる事が想定されるため、リコールしなければいけない状態
これらを満たす状況の時にはリコール補助をすることが必要になります。
フリーズ解除について
フリーズウェーブを解除することもジャングラーに必要な仕事のうちの一つです。
このような状況の場合、味方がウェーブを触ることができず、CSを落とし続けてしまいます。
これを回避するために、味方と一緒にウェーブをプッシュしましょう。
その後、ウェーブがリセットされるため、味方は再びCSを獲得することができるようになります。
まとめ
さて、今回はジャングラーのレーン介入についてお話しいたしました。
それぞれのアクションは自身のジャングル効率を下げる行為ですが、レーナーからすると有利を獲得するアクションです。
また、これらの有利を使ってレーナーがウェーブコントロール権利を持つことにより、ジャングラー自身の動きも自由になり、選択肢が増加します。
さらに、これを持つことによって川までの主導権を味方が取ることになるため、ドラゴンやヘラルド取得の有利を作りやすくなります。
このように、瞬間のメリットデメリットではなく、試合全体を通した有利不利を考えてレーン介入することが重要になります。
これらの知識を用いて、正しいレーン介入を行い、有利なレーンを作ることで勝率を少しでも高めていただけると幸いです。
それでは次回もよろしくどうぞ!