【5章13項】マッチアップの基礎概念と序盤の定石【TOP】

5章

さて、今回はTOPレーンについてのお話です。

個人的な意見ですが、最もミクロが難しいレーンについてのお話です。

テンプレや定石と言う考え方では無く、対面との理解度の深さやダメージ計算の差が出ます。

そんなTOPレーンについて今回はお話しいたします。

マッチアップについて理解する

さて、TOPレーンのお話をするに当たってこれを避けて話すことはできません
マッチアップとは自分と相手のチャンピオンの組み合わせのことですね。

TOPはタワー間の距離が長く、1VS1のレーンです。
また、他のレーンと比べて敵チャンピオンとの距離が近いです。
このため、必然的に自分のプレイは相手チャンプによって変化します

例1 ダリウスVSサイオン

例:ダリウス VS サイオン

例えば、自分の使うチャンピオンがダリウスだったとしましょう。
相手がサイオンですね。

一旦ジャングラーについては、話がややこしくなるので置いておきましょう。

このようなマッチアップの場合、低レベルではダリウス有利ですので、

プッシュ→ワード→プッシュ→フリータイム

こんな感じで自由な時間を作れますよね。

例2 ダリウスVSヴェイン

では今度はダリウス VS ヴェイン
こんなマッチアップだったとしましょう。

同様に自分はダリウスです。

この時、中途半端にプッシュしてしまうとレーンが不利になるため、プルしますよね。
プルすると言うことはミニオンが焼けないようにレーンから離れることが出来ないと言うことです。

こんな感じでマッチアップによってやるべきことできること大きく変化するレーンがTOPです。
このため、マッチアップの理解が重要になってきます。

じゃあどのように理解すればいいのか?

結論から言うと

上手い人のリプレイや動画を見まくる

これですね。

具体的なマッチアップの検索方法について

youtube

youtubeなどで「〇〇(自分のチャンピオン)△△(相手のチャンピオン) TOP」
こんな感じで検索してみてください。

おそらくこんな感じで動画が出てくると思います。

時間があれば片っ端から見た方がいいのですが、時間も有限ですので、最初の10分だけでOKです。

ここで重要なことは最新のパッチに近い動画を見ることです。

LEAGUEOFgraphs

LEAGUEOFgraphsもいいサイトですね。

URLで飛んだ先の真ん中の検索欄にチャンピオンの名前を入力して検索

下の方にスクロールしていき「▷Replay」と書かれたところをクリック。
これでリプレイデータがダウンロード出来ます。

このような方法でマッチアップの理解を深めましょう。

本当はマッチアップごとの検索の仕方や、いいリプレイの見分け方なんかも説明したかったのですが…
ちょっと記事が長くなりすぎるのでご要望あればコメントでお願いいたします。

レベル1〜3の基本的な考え方について

TOPレーンの基礎的な考え方として対面のチャンピオンより強い時間を把握すると言うものがあります。
パワースパイクのお話(前半)(後半)とも関係してきますね。

また、シンプルにマッチアップ的な有利不利も当然関係します。

これらに基づいて
トレードウェーブの押し引き 経験値とCSの取得 などのレーンで完結する判断基準。
ガンクロームの有無カニ・ヘラルドの補助 などのレーン外との関わり方。
を決定する必要があります。

ここで全てをお話しすることはできないので、ここでは
これだけ選択することがあるんだなぁ程度に思っておいてください。
(まとめきれずに申し訳ありません。)

さて、これだけさまざまな要因がある中で、特にレベル1〜3で気にしなければいけないことは以下の三点です。

  • トレードについて
  • 経験値とCSの取得
  • レーンのプッシュについて

これらについてご説明いたします。

トレードについて

トレードとは相手チャンピオンとAAやスキルなどを撃ち合うことです。
スキルやAAを交換することからトレードと呼ばれています。
基本的に、トレードは「自分から仕掛ける」か「相手から仕掛けるか」の二つです。
自分から仕掛けたのに、自分の方が多くダメージを食らう(トレードに負ける)状況は避けたいですよね。

今回はこのようなことが起きないようにするためのタイミングと基準についてお話しいたします。

  • 相手がスキルをミニオンに使った or 外した(中チャンス)
  • 自分がレベル2・レベル3・レベル6を先行しているタイミング(激アツ)
  • お互いに同等の強さだが、自分のミニオンが圧倒的に多い(中チャンス)
  • 相手がCSを取るためにミニオンを攻撃した瞬間(小チャンス)

こんな感じですね。

この中の、どの条件をクリアすれば有利なトレードを行えるかと言う問題はマッチアップによって変化します。
これらの項目とマッチアップやビルドの強さを考慮した上で有利なトレードを行いましょう。
逆に不利なトレードになるのであればトレードを仕掛けられないように意識しましょう。

レベル先行について
TOPレーンは1wave + 前衛ミニオン1体レベル2にレベルアップ(2wave目の前衛1体)
      2wave + 前衛ミニオン3体レベル3にレベルアップ(3wave目の前衛3体)
このレベルアップタイミングは超重要です。絶対に覚えましょう。

上達3ステップ

ステップとしては

  1. 有利か不利かを判断する。
  2. 有利なタイミングで仕掛ける。
  3. 有利なトレードを行ってHP差をつける。

こんな感じでステップアップしていきましょう。

経験値とCSについて

基本的にTOPレーンではCSよりも経験値のロストを大きく気にします
経験値を得ることが出来ないと、相手が先にレベル2/3/6に到達してしまうためです。

こうなってしまっては、上に書いたトレードを有利に行うタイミングがなくなってしまいます。

逆説的に言えば、相手が有利なトレード仕掛けるタイミングができてしまいます。

そのため、経験値のロストをせずにリコールやワーディングを行う事が重要になります。

このために必要なことはミニオンウェーブのプッシュです。

相手のタワー下までミニオンを押し付けることでミニオンをロストせずに行動することが出来ます。

プッシュについて

TOPレーンでのウェーブプッシュ主導権はマッチアップが大きく影響します。

マッチアップ次第では完璧なレーニングをしてもプルしなければならない場合もあります。

逆に言えば、適当にレーニングしてもプッシュすることもあるでしょう。

ここでは、イーブンのマッチアップの際にと言う観点でお話しさせていただきます。

プッシュの方法代表的なものが二つあります。

  • 最初のウェーブをプルすることによって3ウェーブ目をプッシュする
  • スロープッシュのウェーブを作ることで大きなウェーブでプッシュする

以上の二点ですね。

3ウェーブ目プッシュの方法

最初の1wave目のミニオンを最低限だけ触ることによって相手にプッシュさせる。

相手の3wave目が味方タワー内に入る様にウェーブをコントロールする。

3wave目をタワーと共にプッシュし、レベル3先行を行いプッシュウェーブが完成する。

スロープッシュウェーブを作る方法

最初の1wave目で相手より多くミニオンに触り、レベル2先行できる状態にする。

レベル2先行できる状態で、相手をミニオンに触れないように前に出る(ゾーニング)

有利な状態でミニオンを最低限だけ触り、相手をゾーニングし続ける。

結果として大きなウェーブでのスロープッシュを完成する。

それぞれレベル1からミニオンの触り方が違います
このため、ミニオンが到着するより先にどのようにウェーブをプッシュするかを決めておきましょう。

まとめ

さて、今回はTOPレーンについての基礎とレベル1〜3についてのお話をいたしました。

マッチアップによって出来ることが大きく変わるTOPレーンですが、基礎的な考え方をしっかり理解することが重要です。

「場合による」が大量にあるLOLでは全てのパターンを覚えることは非常に困難です。

そのため、基礎的な考え方を理解し、状況によって有利な選択を行うことが重要になります。

また、今回はLOLの元プロTOPプレイヤーでコーチングや配信も行っている「らんどくん」に監修を行っていただきました。
この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございます。

さて、次回は最序盤のTOPワードの置き方と利用の仕方レーニング中盤以降の考え方についてお話しいたします。
もちろんレーンで負けてしまった時の立ち回りについてもご紹介します。

それでは次回もよろしくどうぞ!

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