さて、今回はサポートのチェックリストについてのお話です。
今回の記事はこちらの記事(PDCAについて)と併せてお読みください。
※DIA以上を目指している方対象のチェックリストです。
LOLというゲームの特性上、高レートを目指すにつれて抽象度が高くなります。
また、今回の記事はLJL 2021 Scouting Grounds 優勝チームのジャングラー
ムラヤスくんと作成しております。
よろしくどうぞ!
それでは行きましょう
最重要項目
ジャングルをプレイする上で各レーナーのマッチアップはとても重要です。
レーンがプッシュされている状態では、相手の方が寄るのが早く、相手森やカニ取得に入っていくことは難しいです。
逆にプッシュしているならば、それだけ取れる選択肢も増加します。
各レーンがプッシュ有利を取れるかどうかをしっかり考え、プレイすることを心がけましょう。
現在のメタではジャングルは
フルクリア→カニ or 5キャンプ+カニ→残っているキャンプ
が一般的です。
しかし、対面とのマッチアップによってはバフ→バフ→グロンプ→インベイド 等
のルートを取る場合が存在します。
これは、対面とのスケールやファーム速度、パワースパイクによって変化します。
対面とのチャンピオン性能を比較し、ジャングルルートを決定しましょう。
ジャングラーのスタート位置を正しく決定することは重要な考え方です。
相手の方が1vs1に強い場合、森に入ってこられる可能性があります。
同様に、同じポジションのカニをコンテストすることは難しいでしょう。
この様な場合、相手のジャングラーと反対の位置からスタートする方が安全でしょう。
逆に自分の方が1vs1に強いなら相手と同じ側からスタートする方がいいです。
脳死でBOTスタートするのではなく、スタート位置を考えた上で決定しましょう。
相手ジャングラーのルートを考えることは重要な項目です。
試合中相手ジャングラーが写った場合、CSとスタート位置を考えてルートを予測しましょう。
これを行うことで、相手森に入っていく・カウンターガンク・カウンターアクション 等の選択肢を持つことができます。
ジャングルを行う上で選択肢を増やすということは、勝率を上げる事に直結します。
常に相手のルートと位置を考えるように心がけましょう。
ジャングラーにとってガンクやバフの受け渡しは投資ということを理解しましょう。
短い目で見れば、バフの受け渡しや相手のフラッシュ獲得はジャングラーに利益はありません。
しかし、これらを行うことで、後のレーンプッシュ主導権や2vs2での有利、相手のスケール阻止などのメリットがあります。
ガンクやバフを投資として考え、レーンに対するアクションを行うように心がけましょう。
これは、上の「ガンクを投資と考える」という項目の前提とした考え方についてです。
レーンに対するアクションを行い投資する上で、それの回収方法を考えるということは重要な考え方です。
レーナーに寄ってきてもらうためのガンクなのか、プッシュ主導権を取らせるためのガンクなのか。
目的を明確にしてアクションを行うことを心がけましょう。
ジャングラーをプレイする上でレーナーを連れてアクションを行うことは重要な考え方です。
ガンクは人数差を作るプレイのため、戦闘の際に有利を取ることができます。
この状況の中でカウンターガンクを食らうと、有利だった状況が不利に変わってしまいます。
これを防ぐための方法が、レーナーを連れてガンクを行うという方法です。
レーナーがフリーな時間を見つけて、積極的にレーナーと共にアクションを行うタイミングを探しましょう。
重要項目
対面ジャングラーとの戦闘を考える事はとても重要です。
対面ジャングラーとの1vs1はマッチアップによって有利不利が大きく変わります。
低レベル時のファイトは、スケールの良いチャンピオン等にとっては致命傷です。
逆に低レベル時に強いチャンピオンからすると生命線でしょう。
相手ジャングラーが味方森に入ってきた場合の対応を考えておきましょう。
ジャングラーにとってのアクションは常にリスクが付きまとう物であると理解しましょう。
例えば、ガンクをするならその分の時間にファームや他レーンへのアクションを行うことができます。
相手に位置とCSがばれたなら、自分のルートや位置までばれることになるでしょう。
相手はこの情報を使ってカウンターアクションをすることができるでしょう。
このようなことを理解したうえで、アクションを起こすように心がけましょう。
ジャングラーにとって経験値とゴールドの効率を考えることは重要です。
レーナーと違いジャングラーは1週のファーム時間を短くすることは、単に時間を短くするだけではない意味があります。
リポップする時間もその分早くなり、試合全体で見たときの経験値とゴールド効率を求めることとなります。
美しいファームルートを構築し、効率的なファームを心がけましょう。
ジャングラーが最も短い時間でゴールドを稼ぐオブジェクトが14分までのヘラルドです。
タワープレートは時間制限のあるオブジェクトであり、これを取ることでゲームを有利に進めることができます。
このプレートを効率的に取るものがヘラルドです。
常にヘラルドを意識しながら、ジャングルをプレイするように心がけましょう。
また、2つ目までのドラゴンはヘラルドより優先度が下がります。
これは、ドラゴンがレーニングに直接的な影響を与え難く、ヘラルドが大きな影響を与えるためです。
基本的に勝っている側のチームはヘラルドを獲得することを心がけましょう。
相手ジャングラーのルートや位置、状況などを一番把握することができるロールはジャングラーです。
また、LOLにおいてJGとSUPはゲームメイクの役割を持ちます。
アクションを起こすレーンやオブジェクトを決定し、仕掛けることができるためです。
相手ジャングラーの位置が見えたときはもちろん、ガンクの予測やアクション先のコールなども積極的にピンで報告しましょう。
準重要項目
1週目のファーム効率はとても重要な項目です。
1週目をフルクリアしたうえでカニに到達する事と5キャンプでカニに到達する事では大差が存在するためです。
また、2週目以降のジャングルルートを作るためにも重要です。
基準として、3分15秒までにフルクリア出来るチャンピオンはこれに間に合うように練習するようにしましょう。
ジャングラーはレベル7~8のタイミングを境に、ジャングルを回ることによるうま味が低下します。
このため、ジャングリング(ファーム)とアクションを起こすことによる期待値を考え直す必要があります。
これはジャングルアイテムのボーナス効果が大型クリープにつき+60EXPで、固定値であることが起因となっています。
また6レベルになると、Rスキルを獲得します。
このため、タワーダイブやカウンターガンク等の選択肢が増えます。
これらの理由からレベル7~8のタイミングを基準に自分の判断基準を変更するように心がけてプレイを行うようにしましょう。
ジャングラーにとってガンク後やレーナーのリコールタイミングは重要なファームの時間です。
これはレーナー有利だけではなく、チーム全体のゴールド有利を形成する行動です。
また、ジャングラーの経験値はファーム速度以上に多くとることはできません。
このため、レーンのプッシュを手伝うことで相手ジャングラーとの差をつけることができます。
また、低レベル時には1レベルの差が大きな差を作り出します。
レベル6を先行することでRスキルの有無を分ける大きな差です。
このような理由からガンクやレーナーのリコールタイミングにはプッシュを手伝いましょう。
ジャングラーにとって各レーンのプッシュ状況は重要な項目です。
レーンがプッシュ出来ているのであればカウンタージャングルやカウンターガンク、カニの取得等の主導権を取ることができます。
逆にプッシュされている場合はこれらの主導権が取れないため、行動が相手ジャングラーの後手に回ってしまいます。
基本的にはプッシュしているレーン側で動くことを意識しながらプレイすることを心がけましょう。
ジャングラーは体を隠している時間が他のレーナーよりも長い傾向にあります。
言い換えれば、位置を見つけられると相手に与えるプレッシャーが低下します。
これを防ぐため、相手サポートのワードの本数とポジションを常に警戒し、ワードの位置を予測しましょう。
また、これを行うことで相手のフェイスチェックを強要させることができます。
中盤以降のキャッチは甘えたフェイスチェックを捕まえることが定石です。
相手の視界を確認したうえで制圧し、キャッチ等のアクションを行える状況を作りましょう。
集団戦は大きな有利を形成するために有効な方法です。
勝てれば、ゴールドやファームする時間、オブジェクト等を獲得出来ます。
しかし、負けた場合のリスクや、逆サイドでの人数差という不利も付いてきます。
「出来るから戦闘する」ではなく戦闘することで有利を取れる
と言う判断に基づいて、戦闘を行いましょう。
オブジェクト獲得には、獲得して良いと判断するための情報が必要です。
「味方の人数差有利」や「相手が他のオブジェクトを取得している」等の情報。
又は「戦えば勝てる金額差」や「集団戦の強い構成有利」等の判断基準。
このように、必要な情報はさまざまな条件と絡み合っています。
これをより深く理解し、ゲームに活かすことを心がけましょう。
集団戦を行うにあたって、形を想像することは重要な考え方です。
あなたがアサシンならADC等のキャリーを落とすのか、姿を隠しプレッシャーを与えるのか。
メイジならポークをしてHP有利を作るのか、ワンショットを狙うのか。
フロントラインにCCを入れる選択肢もあります
その他、様々な集団戦の戦い方が存在します。
これらを想像しておき、あらかじめ用意することで、集団戦を有利に進められます。
必ず、集団戦の前には戦闘の仕方を想像しましょう。
上に書いた戦闘の仕方を想像すると言う項目が前提となります。
あなたの「想像の通りに集団戦が行えたか」を振り返る事は、非常に重要です。
エンゲージした後、ADCが倒されたなら、ピールが必要かもしれません。
逆にフロントが足りなかったのなら、あなたが前に入る必要があるかもしれません。
自分の想像の通りに集団戦が出来たかを振り返ることで、次の集団戦をより有利に進めることが出来ます。
自分のリプレイを確認することは重要な項目です。
それぞれの項目について
・自身のプレイが正しかったかどうか
・プレイの結果が成功したかどうか
について判断しましょう。
この時に
自身のプレイは正しかったが失敗した場合
自身のプレイが間違っていたが成功した場合
を考え直してみることが重要です。