【5章20項】カウンターアクションの種類と方法について徹底解説

5章

本日のお話はカウンターアクションについてのお話です。
さまざまな記事内において
LOLはターン制のゲームである
というお話をしてきたと思います。
これはRTS(=Real Time Strategy)というゲーム性に用いられる概念です。

今回はこの概念とカウンターアクションの方法や考え方についてお話しいたします。

それではいきましょう。

カウンターアクションとは

LOLにおいてカウンターアクションとは
相手のアクションに対応して行うアクションのことを指します。

LOLをプレイする上で人数差という概念はとても重要です。
何かアクションを起こす際にはこの人数差を作り出すことが最も効果的な方法のためです。

これを踏まえた上でこの様な状況を考えてみましょう。

BOTレーンに敵ジャングラーがガンクに行っています。
この様な状況ではBOTレーンの人数味方2人に対して相手は3人のため人数不利となります。
では逆の見方をしましょう。
TOP側ではお互いのトップレーナーが1vs1を行っており、味方ジャングラーがゴーレムを食べています。
ジャングラーがゴーレムを食べた後、TOP側では味方2人と相手1人の人数有利を形成できています。

さらに相手ジャングラーがBOTに見えています。
このため、TOP側では人数有利を生かしてガンクヘラルドの選択を行うことができます。

結果として、ヘラルドの取得を行うことにしましょう。

この時の状況は以下の様になっています。

相手 ジャングラーがBOTガンクを行い、BOT側は不利を背負った。
味方 相手ジャングラーがBOTに見えたため、カウンターアクションとしてヘラルドを獲得した。

この様に相手のアクションに対応して、味方がアクションを行うことをカウンターアクションと呼びます

これはチャレンジャーはもちろんプロの試合でも実に多く見られる手法で、LOLの基礎とも言える考え方です。

カウンターアクションの考え方。

さて、カウンターアクションの概念について理解したところで、どの様にプレイに活かすかを考えていきましょう。

まず、これを行うにあたって非常に重要な考え方があります。
それは
対角線の法則
です。

これは、対面がアクションを起こした対角線のレーンで味方がアクションを起こす
というものです。

こちらも具体例を挙げて説明いたします。

BOT側に相手ジャングルが見えた状況。
この時に味方ジャングラーが取るべき選択肢は

が基本です。

これらは相手ジャングラーが見えた位置から対角上(反対側)にある選択肢となります。
ここでアクションを起こすことで、相手ジャングラーが寄ってくることができない(間に合わない)ため人数有利な状況を作ることができます。

この様な選択肢を狙うことによって
タダで相手に有利を渡す
という状況を
相手と味方の有利をトレードした
というものに置き換えることができる様になります。

この様な考え方のことを
対角線の法則
と表現します。

※かの有名なfakerも、このプレイをできていない味方に言及したほど重要な考え方です。
参考

カウンターアクションの種類について

さて、基本的な概念と考え方についてお話をいたしました。
ここでは、実際に何を狙えばいいのか?
という選択肢を挙げておきます。

基本のカウンターアクションについて

実際のプレイの中で困った際には以下の物から選択してみてください。

・リフトヘラルド
・ドラゴン
・ガンク

・レーンへの介入
カウンタージャングル

基本的にはこれらの中から選択することが一般的になります。

カウンターガンクについて

上に挙げた物がカウンターアクションとして一般的な選択肢です。
ですが、相手のガンクに対してのみ有効な選択肢がもう一つ存在します。

それがカウンターガンクです。

これは相手がガンクを行っている最中に味方ジャングラーが参戦することを指します。

状況としてはこんな感じですね

このカウンターガンクの有効な点として、相手に有利を渡さないというものが挙げられます。

一般的なカウンターアクションはお互いが別々の有利を獲得するというものです。
しかし、カウンターガンク相手のガンクそのものを阻止して反撃するプレイとなりますので、一方的な有利を作ることができます。

この時、相手はガンクを行っているため、無理な仕掛けを行うことが多いです。
このため、相手のスキルリソース大きく削れている状況です。
さらに、相手は深い位置まで追ってきている状況なので、自分のカウンターガンクを避け難いため、応戦するしかありません

つまり、相手がスキルを多く消費した状態での2VS23VS3を行うことができます。

一見すると素晴らしいアクションではありますが、このアクションには二つの大きな問題があります。
それは

  1. 相手のガンクを予測して近くにいなければならない。
  2. レーナーやジャングラーが大きく負けている状態では機能しない

ということです。

一つ目の問題点が最も大きい課題です
相手のガンクを予測して、近くにいなければならないということは相手のジャングルルートを理解しておく必要があります。
当然ですが、ジャングルの定石やルートについての理解が必須です。
これについて深いお話をこちらの記事で行っていますので是非

二つ目の問題点はそもそもカウンターガンクができない状況です。
仮に、相手のスキルがない状態の3vs3を行っても負けてしまう様な状況があります。
それは、それ以前のファームやビルドの差によってスキルの差がひっくり返るほど負けている状況です。
この様な状況の際は諦めて、上にあげたカウンターアクションの別の選択肢を選ばなければいけません。

カウンターアクションの対応策

さて、ここまではカウンターアクションを行う側のお話でしたが、ここではされる側のお話をいたします。
つまり、味方のジャングラーがアクションを起こしている状況での考え方です。

基本的には上で話した対角線の法則があるため、これを基準に考えることになります。

例えば、BOT側で味方ジャングラーがアクションを起こしているなら、逆側のTOPレーナーは警戒する必要があるでしょう。
最も気をつけなければいけないのは、相手のガンクとリフトヘラルドです。

この様な時には素早くウェーブをクリアしてヘラルドにワードを置くか、ウェーブを下げてガンクを警戒しなければいけません。

BOTでジャングラーがガンクを決めて有利を取ったのに、TOPでもガンクをもらったら有利にはなりませんからね笑

これがTOP側でアクションを起こしているなら、今度はBOT側が警戒することも同様です。

この様に、お互いのジャングラーを中心にウェーブやレーニングを組み立てていくことでカウンターアクションの対応をすることになります。

まとめ

さて、本日はカウンターアクションについてのお話をいたしました。

絶対に覚えなくてはいけない対角線の法則カウンターアクションの基本についてはプロも含めて全てのレートで共通の定石です。

これらのことを理解してプレイに活かすことで、「一方的に有利を取られ続ける」という展開を避けやすくなります。

読者の皆様は是非この概念を理解してゲームに活かすことで、試合の勝率を上げていただけると幸いです。

それでは次回もよろしくどうぞ!

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