【5章16項】サイドプッシュの最強教科書マクロ【TOP】

5章

さて、今回はTOPレーンにおける第4弾
バロンスポーン後のマクロについてお話しいたします。

また、前回お話しできなかった
TOP主体でないレーン戦終了時についてのお話も併せてご紹介いたします。

よろしくどうぞ!

TOP主体でないレーン戦終了について

さて、前回TOPレーンの勝敗によってレーン戦が終了する場合についてお話しいたしました。

今回はTOPレーンに関係なく連戦が終了する場合についてお話しいたします。

このようなシチュエーションは多くの場合、BOTレーンのファーストタワーが壊れた時に起きます。

TPの変更によって14分以前はBOTレーンへTPすることが格段に少なくなりましたよね。
これによってBOTレーンへの介入が難しくなり、大きく勝つ時(負ける時も)が増加しました。

このような背景の中、タワーを壊したADCが次に狙うのが
TOPレーンのタワープレートです。

現在BOTレーンは、
レーン有利を狙うJhin ハイパーキャリーのJinx Vayne など
タワープレートを積極的に狙いに行くメタとなっています。

このため、BOTタワーが壊れた場合TOPにBOTレーナーが来るためTOPもローテせざる負えません

BOTレーナーが流れてきた時のマクロについて

味方BOTレーナーが勝った場合

この場合は、勝った側のBOTレーナーがTOPに来ると言う流れがADCの定石です。
負けた側はBOTの残っているプレートを取る形となります。
(詳しいADCのマクロについてはこちらの記事を参照)

このような状況の場合、TOPレーナーは大人しくBOT側にローテーションしましょう

相手のBOTレーナーは負けたBOTレーナーです。
このため、相手はADC&SUPの二人でいた場合でも十分にタワーを守れる可能性が高いです。

一方、味方の勝ったBOTレーナーも二人でTOPレーンをシージしているため、タワープレートを取れる可能性が高いでしょう。

このような理由からBOTが勝った後、TOPへ流れてきた場合は、自分がBOTへローテーションすることを心がけましょう。

味方BOTレーナーが負けた場合

さて、一方味方BOTレーナーが負けた後に相手BOTがTOP側にローテーションしてきた場合を考えましょう。

下図の時のような状況です。

この状況の場合、レーンに居座る相手BOTレーナーがタワープレートを取ることができてしまいます。

この時に取れる選択肢は二つです。

  1. 相手のローテーションに合わせて味方も同様のローテーションを行う。
  2. 味方SUPをTOPへ呼び、味方TOP&SUP VS 相手ADC&SUPでレーン戦を行う。

このような選択となります。

同様のローテーションを行いレーンを戻す場合(選択肢1)

1番を選択する場合は下のようなローテーションになります。

これは、相手BOTレーナーTOPのタワープレートを取られることを前提としたローテーションです。
負けてしまったBOTレーンが再びTOPへ行ったところで当然負けが続くでしょう。

しかし、これを選択するメリットはTOPレーナーのスケールを見ることにあります。

2 VS 1を強要されるTOPよりもウェーブを下げながら行う1VS1の方
TOPレーナーからするとメリットがあります。

まとめるとこんな感じですね。

相手BOTレーナーは多くのタワープレートを取ることができる。
逆に味方TOPレーナーは、1VS1を行うことができるので、スケールを見ることができる。

これを選択する場合は

・相手BOTレーナーのスケールがよくない(スケール力が弱い)場合
・味方TOPレーナーのスケールがいい or TOPレーンで勝っている場合

となります。

言い換えれば、BOTの負けはある程度受け入れて、TOP有利を作るローテーションとなります。

ローテーションを行わずSUPを呼ぶ場合(選択肢2)

2番を選択する場合はこのようなローテーションになります。

TOPレーナーがTOPに居座る大きなデメリットは以下の二点です。

  • 相手ADCがタワープレートを有利に取れる
  • 相手ジャングラーを含む3人でのタワーダイブリスク

この二点の大きなリスクをケアする方法として
サポートをTOPレーンへ呼ぶ
と言うローテーションが存在します。

これを行う大きなメリットは
相手ADCへタワープレートを渡さない
と言うことがあります。

負けた味方のADCは、ウェーブの位置を下げて一人で経験値とCSを取ることができる。
ADCのスケールを見れば負けが確定しているTOPローテよりも有効な選択。

これを選択する場合は

・相手BOTレーナーのスケールが良く、タワープレートを渡せない場合
・味方BOTレーナーがスケールする方がTOPスケールよりも勝率が高い場合

となります。

以上2種類の選択肢が、BOTレーンが負けた場合のローテーションです。
どちらを選んだ場合でも、大きな有利を作る選択肢ではありません。
負けてしまった以上、いかに出費を減らすかと言う考え方をしましょう。

ゲーム開始20分後(バロンスポーン後)

さて、ゲーム開始後20:00になるとバロンがスポーンします。
この時間になるとTPを持ったTOPレーナーは
目標オブジェクトの反対側をプッシュする
こととなります。

一般的にこの考え方が対角線の法則と呼ばれています。

基本的にドラゴンとバロンのどちらを目的にするかと言う選択になるでしょう。

ドラゴンが3つ取れていればドラゴンソウルを獲得するためにTOPをプッシュ
もしくは、ドラゴンソウルを相手が狙っている場合もTOPをプッシュ。
となるでしょう。

反対にドラゴン獲得数が0〜2つの場合はバロンを優先することになるでしょう。
この時はBOTをプッシュすることとなります。

20分以降のワードについて

どちらの場合にも重要なことは
ワードを正しい位置に設置する
こととなります。

勝っている場合

上側で勝った時のワード

下側で勝った時のワード

オブジェクトの反対側で相手が見えれば、味方が安全にオブジェクトを獲得できるようになります。

また、当然自分がプッシュする時はリスクが高い状態にあります。
このリスクを下げるためにもワードが必須となります。

負けている場合

負けている場合はレーンの時と同様にプッシュされたミニオンを食べることとなります。

さて、この時のワードもレーンの時と同様に

  • 負けている時は森の入り口を見ること
  • 対面レーナーのサイドロームを確認する

が基本となります。

上側で負けたときのワード

下側で負けたときのワード

また、この時相手のレーナーが視界から消えた場合はpingを出して、
ウェーブをプッシュする
もしくは
大きいウェーブを作って先に寄るという選択肢が存在します。

プッシュした後の選択肢

勝っている場合

さて、プッシュしきってタワーまでミニオンを押し付けたとしましょう。
この時は、自分のフリーな時間が出来た状態になります。

このような状況の中で取れる選択肢は3つです。

  1. プッシュを継続してタワーシージを行う。
  2. 相手ジャングルのクリープを獲得する。
  3. サイドレーンへロームして圧力をかける。

これは前回書いたプッシュした後の行動と同じことですので、そちらを参照してください。

負けている場合

この状態の時は基本的に相手がプッシュしたウェーブをタワー下で食べることになるでしょう。

1VS1を行い、負けてしまうと相手がほぼ確定タワーを獲得してしまいます。

勝てない状態の時は戦うのではなく、タワーダイブに気をつけてタワーを守ることを意識しましょう。

また、TPを使う場合は負けているレーナーが相手の視界から消えなければいけません。
相手に写った状態でのTPは止められる危険性があるためです。

このため、TPしたいタイミングよりワンテンポ早く下がらなければいけません

まとめ

さて、今回はBOTレーンから始まるローテーションへの選択とバロンスポーン移行のマクロについてお話しいたしました。

TOPレーナーはブルーザーやスカーミッシャーをはじめ、タンク、ディーラー、エンチャンターなど
多種多様のチャンピオンが存在するレーンです。

このため、一概に説明することができなく、さまざまな場合においての定石が存在します。
そのシチュエーションに合わせた動きや考え方を行うことが重要となります。

当然さまざまなシチュエーションがあるため、ぜひLOLグリモワールで紹介した知識と考え方を利用して、より勝率の高くなる判断を行いましょう。

また、今回まで連続4項のTOPの記事について、LOLの元プロTOPプレイヤーでコーチングや配信も行っている「らんどくん」に監修を行っていただきました。

この場で感謝申し上げます。

今回記事を書いていて、LOLステップアップのためのチェックリストを制作したいなぁと考えております。知識だけでなく、実際のレベルアップのための記事が書かせていただきます。

それでは次回もよろしくどうぞ!

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