さて、今回はADCについての第2回序盤のレーニングについてです。
前回ご紹介したようにADCの序盤は超重要です。
序盤のBOT有利を制する物はジャングルを制します。
それでは早速見ていきましょう。
本題:レベル1のプレッシャー
さて、ここではレベル1・2のプレッシャーを出すと言うことにフォーカスを置きます。
まず絶対に意識したいことは三角形の法則です。
三角形の法則
相手のADC 味方のADC 味方のSUPの3名で三角形を作る基本ポジションです。
レベル1だけでなくレーニング中はずっと関わるお話ですので絶対に覚えてください!
さて、具体的な例を見ていきましょうか。
こんな形ですね。
青:自身から見た時の三角
赤:相手から見た時の三角
この形を常に意識したポジショニングが重要になります。
相手と味方の三角形を比較してみてください。
綺麗な二等辺三角形を作れる方が有利です。
ここでは
ヴェイン~ルシアンの長さ=ルル~ルシアンの長さ
となっています。
この形を作ったトレードが重要なのです。
このときに注意したいところは
三角形の辺の長さ=チャンピオンのAAレンジとすることです。
それぞれの円の半径はAAレンジ(AA射程)です。
この円の交わった点(Pと書いておきます)に相手チャンピオンを置くことが重要です。
この立ち位置をとった場合、相手ADCを二人で攻撃でき、相手サポートは参加できません。
そのため、有利なトレードを行うことができるため積極的にこの形を作りましょう。
これを作るために
サポートが動けばいいじゃん。
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、以前のサポート記事で紹介したようにサポートはブッシュを取らなければいけません。
レリックシールドの消費やワードもあるでしょう。
そのためサポートはポジション変えることが難しいのです。
こんな理由から三角系を作るためにはADCのポジショニングが重要となっています。
この形を常に意識したレーニングを行うようにしましょう。
AAプレッシャー
さて、以前の記事にてBOTはレベル2を先行するためにミニオンにAAをしましょう。
と書かせていただきましたが、今回は少し変わっています。
ズバリその内容とは
「相手よりも多くAAをしましょう」
と言うことです。
しかし同記事において
「レベル2先行ができると分かればスロープッシュを作ろう」
と言うお話もしましたよね。
これって実は矛盾していることなんです。
ミニオンにAAしろ⇦⇨ミニオンにAAするな
ってことですからね。
ここで以前の二つの矛盾を結びつける最後のピースがおかれます。
それは….
味方ADCが相手ADCにAAを行う
と言うことなんです。
通常では、ミニオンにAAし続けている場合、3ウェーブ目の小さいウェーブが相手のタワー下に入ってしまいます。
しかし、実際に欲しいのは4ウェーブ目でのビッグウェーブです。
4wave目のビッグウェーブ形成はその後のカニ取得や相手のタワー下へのハラス等を作れるからです。
これを作り出すための方法がこの「相手にAAをする」と言うことなんです。
めちゃくちゃ大事なポイントは
相手がCSを取るためにミニオンにAAを打つ瞬間に行う
です。
この時間帯では、1回のAA有利がレベル2先行の有無に関わるような時間帯です。
このときに相手にAAをすると言うことは、相手の方がミニオンを多く触ってしまいます。
短い目でみればマイナスです。
しかし、考え方を変えましょう。
BOTがレベル2になるのは1wave+前衛ミニオン3体
この間にどれだけミニオンに触れるかと言う勝負なわけです。
この状態の中で相手のCSタイミングに合わせてAAを打つと、その瞬間は相手のミニオンの方が多くなります。
ですが、その後相手は適当にAAをミニオンに打てなくなりますよね。
なぜなら、そのAAの隙にまた攻撃されてしまうからです。
このため、AA2〜3回分のミニオンへのダメージが少なくなったとしてもリターンが見込めるのです。
結果としてAA2〜3回分のミニオンへのダメージ→相手へのダメージと変換します。
これらのことを行うことで相手はダメージをもらっているためヘルス差が出来ます。
ヘルス差が出来ると言うことは、相手はファイトになってしまうと困りますよね。
そのため、相手はファイトが起きないような位置まで下がらなければいけなくなります。
結果として相手はCSを取るタイミング以外はミニオンを触りにくくなります。
このような流れで自分はヘルス有利のためミニオンに優位に触り続けることが出来るようになります。
また、相手がミニオンをフルで触らないのであればこちらもフルで触る必要はありません。
このため、緩やかにプッシュすることができ、スロープッシュのウェーブを作り出せるのです。
こんな理由から1wave目にAAをしてプレッシャーを持てるようにしましょう。
このときに上に書いた三角形も同時に意識しましょう。
また、ミニオンシャワーについても同様です。
このときにAAを打った後にミニオンシャワーを食らってしまってはプレッシャーが発生しません。
絶対に食らってはいけないと言うことではないですが、最小限に抑えるようにしましょう。
後書き
さて、こんな感じでポジショニングとAAを行うことでプレッシャーを出すことができます。
これを行うからチャレンジャーのADCは2レベル先行を取得でき、有利を築くこともできるんですね。
また、前回から連続のADCの記事について、日本サーバー最高レートチャレンジャーのADCグリーン君に監修していただいております。
この場で感謝申し上げます。
さて今回はチャレンジャーのレベル1ADCにおける動きについてお話ししました。
次回は気になる中盤以降のお話です。
気がついたらスケールしているチャレンジャーのADC….
なぜ彼らはCSも経験値も取得できているのかについてお話しします。
気になる集団戦の考え方もお伝えできたらなって思います。
それでは次回もよろしくどうぞ!