皆さんどうもこんにちは
編集長のあのさかきです。
本日からのJGプランニングは元CGA所属のジャングラー Funahwi君に監修していただいてます。
今回はジャングルにおけるファームタイプのプランニングについてお話いたします。
幅広い知識とゲームを動かす計画が重要なジャングルですが、今回の記事では基本的な知識とプロの考え方をお伝えいたします。
それでは本編へどうぞ。
本題:ファームタイプについて
今回はファームタイプのジャングリングについてのお話です。
自分のファームルートを変幻自在に変えながら安全にレベル6を迎える必要のあるロールです。
しかしその分、パワースパイクを迎えたこれらのチャンプを止めることは容易ではありません。
安全なファームとスケーリングを行い、中盤以降のファイトで大きな有利を築くことを目的としたタイプです。
代表的なチャンピオン
ダイアナ イブリン カーサス
これらのチャンピオンをピックした時はファームタイプのジャングルを行うこととなります。
6レベル以降、つまりRスキルが非常に強力で、集団戦で絶大な影響力を誇ります。
このピックでは、レベル6までに安全なスケールをし、それ以降に大きな有利を築くことを目的とします。
一度軌道に乗ってしまったこれらのチャンピオンのスケールを止めることは非常に難しいです。
しかしながら、序盤のスケールが難しく、相手ジャングラーの圧力を回避していくことが重要なジャングルとなります。
相手のジャングルルートを常に考える必要がありますが、しのぐことさえできればパワースパイクを迎えることが出来るため、難易度はBとしました。
強味
このピックをした際の強みは
・ファーム速度の高さ
・6レベルでの強力なパワースパイク
の2点です。
これらに分類されるチャンピオンはレベル6タイミングでのアクションがとても強いです。
そのため、このパワースパイクでの強力なアクションを起こすことが出来るという安心感が大きな強みです。
また、ファーム速度が速い傾向が強く、相手がうまくアクションを起こせなかった場合は圧倒的なファーム差をつけることが出来ます。
どこまで行ってもチャンピオンレベルは正義です。
しかしながら、3レベル段階ではアクションを能動的に起こすことが難しく、戦う能力が低いため、この時間帯のケアがとても重要です。
目的
このレーンを選択した場合の最大の目的は
・6レベルまでの安全なファーム
・6レベル以降の集団戦での勝利
の2点です。
これらのピックをした際には
レベル6までどれだけ相手に差をつけられずにスケールをするか
ということがとても重要です。
逆にこの時間までは戦う能力が低いため、ジャングルルート選びと相手への対処が重要になります。
ここまでの時間は有利を取るのではなく、不利を作らないようにプランニングをすることになります。
無理に有利を作ろうとしたときのカウンターガンク等のリスクが極めて高いためですね。
そして、レベル6以降の時間ではファイトで有利を築くこととなります。
ここまでの時間で負ったチームの負債を返すことが大きな目標となります。
JGカーサスやイブリンがファームだけして
「俺は負債を背負っていない」
ということをよく見かけますが、
ジャングラーはアクションを起こすことが大きな役割の一つです。
何もしない=負けている
ということをしっかりと理解しましょう。
理想のゲーム運び
このピックを行った際の、ジャングルの理想的なチャートは以下の通りです。
1:ローディング画面でそれぞれのレーン主導権を確認する。
2:リフトスカトルを食べ、ジャングルルートを確立する。
3:ウェーブ状況を確認しつつ、アクションorファームで6レベルを目指す。
4:6レベル以降ファイトの勝てる方向でアクションを起こす。
今回は代表的な例としてカーサスを用いて説明します。
前回ご紹介したガンクタイプのジャングラーと比較したときに
レベル3つ分、アクションする時間がずれています。
パワースパイクが3レベルと6レベルの差があるためです。
step1:ローディング画面でそれぞれのレーン主導権を確認する。
ファームタイプのジャングラーを使用するうえで最も最初に行うプランニングはローディング画面です。
この段階でそれぞれのレーナーのプッシュ主導権を想像しましょう。
基本的には
プッシュ主導権がある状態=先に味方が寄ってこれる状態
です。
カーサスで最も注意しなければいけないことは
味方が寄れない場所でのファイト
を避けなければいけません。
これを行うために、ローディング画面で各レーンの主導権について想像することが必須です。
step2:リフトスカトルを食べ、ジャングルルートを確立する。
step1で各レーンの主導権について考えたら次に考えることは
ジャングルルートについてですね。
例えばBOTがプッシュ主導権を取れる以下のようなピックだったとしましょう。
味方:エズリアル/カルマ 相手:サミーラ/ノーチラス
この時エズカルマ側がプッシュ主導権を取れそうです。
となればジャングルのルートは下の画像のようになります。
ここで大切なことは
主導権が取れる側をゴールにする。
ということです。
前回のガンクジャングラーとは少しニュアンスが違います。
ここをしっかりと理解してファームルートを構築することを心がけましょう。
step3:アクションorファームで6レベルを目指す。
さて、step2までで正しくジャングルルートを構築することが出来ました。
この後には基本的にファームの効率を気にしながらプレイをすることになります。
つまり、ガンクやファイトに無理なアクションを起こすことは避けた方がよいでしょう。
あくまでも、効率が落ちないように意識しながら、アクションを起こすことが重要です。
まず大切なことはレベル6を達成することです。
しかし、勘違いしないで下さい。
必要なアクションは起こさなければなりません。
ここがジャングラーの最も難しい点といっていいでしょう。
ファーム効率とアクションを常に天秤にかけてプレイを行いましょう。
(ここのバランス感覚が大きくレートを分けるポイントです。)
step4:6レベル以降ファイトの勝てる方向でアクションを起こす。
さて、step3でレベル6を達成することが出来ました。
この時間から上で述べたファーム効率とアクションの天秤が大きく変化します。
ファームの優先度が下がり、アクションの優先度が上がるイメージですね。
レベル6になったこのタイプのチャンピオンは一気にファイトのパワーが上がります。
一種のパワースパイクといってもいいでしょう。
この時間帯にしっかりとアクションを起こし、有利を築きましょう。
注意点
相手ジャングラーと鉢合わないようなルートを作ろう。
今回のタイプのジャングラーは基本的に
相手ジャングラーと鉢合わないようなルートを選択することが前提です。
低レベル時はファイトが弱く、カウンターガンクやスカトルファイトのリスクが高いためです。
ルート自体を合わせないようにするor時間的にズラす
のどちらかをすることを心がけましょう。
相手ジャングラーのスタート位置から、目的を逆算しよう。
相手ジャングラーのやりたい事を考えることがとても重要です。
ガンクやカウンタージャングル、オブジェクトファイト等、相手の取りたいアクションを想像しましょう。
それに対して
・阻止するのか
・避けるのか
・カウンターアクションをするか等
の選択肢が発生します。
まずは相手のルートと狙いを想像してプレイすることを心がけましょう。
スカトルは2体いる。
スカトルに固執することはやめましょう。
確かに、1週当たりの経験値効率は落ちてしまいますが、弱い時間帯でのファイトは大きなリスクを伴います。
1週目のスカトルクラブはTOPとBOTに合計2体存在します。
どちらか一方だけを取れればいいと、ある程度諦めてプレイをしましょう。