さて、本日はタワーダイブについてのお話です。
TOPレーンでの記事でもお話ししていますが、タワーダイブは非常に効果的な手段です。
大きな有利をつけるだけでなく、タワー下での土下座ファームを許さないアクションとなります。
しかし残念ながら、韓国や中国等の4大リージョンと比較すると、日本サーバーでのこのアクションは非常に少ないことが現状です。
今回の記事では、このタワーダイブについての理解を深め、より積極的に狙える様になることを目的としています。
それでは早速本題へ!
タワーダイブとは
LOLにおいて、タワーダイブ(=Tower dive)とは
相手のタワー内にいるプレイヤーに対して、タワーを受けながら攻撃を行うことを指します。
文字で書くとわかりづらいですね。
平たく言えば、タワー内の敵をぶっ叩くことです。
このアクションは非常にアクティブな選択肢で、ミスをした時のデメリットは大きなものになります。
タワーダイブのミス=相手にキルを与え、自身は取れる有利を逃すわけですからね。
しかし、このリスクを補って余りあるほど大きなメリットが存在します。
このメリットとは、キルの獲得だけではなく、CSや経験値、視界、タワープレートまでも獲得できるということになります。
この様に素晴らしいメリットを持つタワーダイブですが、正しい知識と判断を理解しなければ成功させることは難しいです。
今回はこのタワーダイブの成功率を高め、試行回数を増やす方法についてお話しいたします。
タワーダイブのタイミングについて
タワーダイブを行うことのできるタイミングは非常にシンプルです。
それは
相手のタワー攻撃が味方ミニオンやペットを狙っている時
です。
タワーダイブはその性質上、タワー内にいる相手に近づく必要がある選択肢です。
当然相手はタワー内で逃げ回ることでしょう。
このため、攻撃できる距離になるまで、タワーからの攻撃を受けない様にする工夫が必要です。
この方法として最も一般的なものが上にあげたミニオンやペット(ヘラルドを含む)を狙っている状況なのです。
この状況ならば自分が相手を攻撃するまで、タワーの攻撃を受けることはありません。
言い換えれば、この状況でなければ、近づくまでの時間でタワーの攻撃を喰らってしまうということです。
具体的な方法について
さて、タイミングについてお話ししたところで、具体的な説明に移ります。
タワーの攻撃をなるべく喰らわないために必要なものとして、以下の3つのどれかが必要となります。
- ダイブウェーブと呼ばれる、ミニオンウェーブ
- リフトへラルドやペットがタワーの攻撃を受けている状況
- タワーのダメージをギリギリまで引き付けるタンク役
このなかで、明示しなければいけないものはダイブウェーブについてでしょう。
ダイブウェーブについて
ダイブウェーブとは読んで字の如く、タワーダイブを行うことのできるミニオンウェーブのことです。
定石として、タワーの攻撃を6回受けることのできるミニオンがいれば十分と言われています。
これは、
フルヘルスの前衛ミニオンなら2体、後衛ミニオンなら3体、キャノンミニオンなら1体で十分です。
前衛ミニオン×2
後衛ミニオン×3
キャノンミニオン×1
これだけのミニオンがタワーのダメージを受けることができれば、ダイブが可能であると言われています。
どうですか?案外少ないですよね。
ですが、ここで一つ忘れてはいけないことがあります。
それは、相手もウェーブクリアを行うということです。
ここでの基準は
タワーを6回受けることのできる状況
であるため、その間に相手がどれだけのウェーブクリアを行うことができるかということも念頭に入れなければいけません。
これらを考えた上でタワーダイブのタイミングを測りましょう。
もちろん、使っているチャンピオンの性能やビルド差などによってこれらの数は変化するでしょう。
ですが、ある程度の基準としてこの数字を覚えておいてください。
タワーダイブが得意なチャンピオンについて
さて、タワーダイブのタイミングと状況についてお話ししてきました。
次はチャンピオンに触れていきましょう。
実はLOLにはタワーダイブが得意なチャンピオンというものが存在します。
これの基準はタワーダメージやアグロを切ることができるかどうかによって決まります。
タワーダイブの大きなリスクはタワーの攻撃によりデスしてしまうことです。
逆に言えばこれをコントロールできるチャンピオンはタワーダイブをし易いチャンピオンと言うことになります。
種類で言えば大きく分けて2種類でしょう
・タワーのターゲット(アグロ)を切ることでダメージをコントロールできるチャンピオン
ex.フィズ エリス ブラッドミア マオカイ ケイン等
・タワーの攻撃そのものを無効化できるチャンピオン
ex.ボリベア キンドレッド トリンダメア 等
これらのチャンピオンは全てタワーダイブし易いチャンピオンです。
それぞれ使い方にクセはありますが、タワーダメージをコントロールし易いため、ダイブ性能が高いと言うことを意識しましょう。
最強アイテムストップウォッチについて
さて、タワーダメージをコントロールできる優秀なビルドが存在します。
それがこの、ストップウォッチです。
このアイテムは使用時にターゲットを切ると言う効果があるため、タワーダメージから身を守るだけでなく、使った後にタワーアグロを引かないと言う性質があります。
ストップウォッチを持っている=非常にダイブ性能が高い
と言うことは絶対忘れてはいけません。
対策について
さて、最後にタワーダイブをされる側のお話をしましょう。
基本的にタワーダイブをされる状況になった場合に取れる選択肢は以下の4つです。
- ウェーブクリアを行うことでダイブウェーブを解除する。
- ミニオンを捨てて後ろのタワーまで引く。
- タワーダイブを受けて返す。
- ダイブされる前に味方を呼ぶ
基本的に、タワーダイブを受ける時は不利な状況です。
人数差やビルド差、レベル差などの不利を背負っていることでしょう。
この時に必要な考え方は
タワーダイブをさせない
ということです。
①自分がウェーブを素早くクリアすることができれば、相手のリスクも上がり、タワーダイブを防げるでしょう。
これができないのであれば、
②1waveをロストすることになっても一つ後ろのタワーまで引くことが定石です。
③と④の選択肢は他プレイヤーに依存した対応です。
③では相手のミスを突き対応する方法であるため、非常にリスクが高い対応です。
④の対応は味方のジャングラーやサポートを呼ぶことで、相手のダイブを防ぐもしくはカウンターするという対応になります。
これら4つの選択肢のいずれかを選択することが重要となります。
逆に言えば、倒されるとわかりながらも、何もせずにタワーダイブを決行されない様に心がけてプレイを行いましょう。
まとめ
さて、本日はタワーダイブについてのお話をいたしました。
タワーダイブは決めることができれば大きな有利を築くことのできるアクションです。
小さな自分の有利をさらに大きくするだけでなく、相手の土下座ファームを許さないことで、スケールの阻止を行うこともできます。
もちろん、失敗する可能性も大いにあるでしょう。
しかし、失敗を恐れずにこれを繰り返すことで確実にその経験が自分の中に蓄積されていきます。
結果として、自身の勝率も上がっていくでしょう。
この考え方は、日本サーバーが韓国や中国のサーバーに負けている要因の一つでもあるでしょう。
自国サーバーを下げるつもりは全くありませんが、この様な考え方が少しでも広まれば、日本全体のレベルが少し上がるのではないかと考えています。
読者の皆様も、プレイの際にはタワーダイブの選択肢を常に意識していただければ幸いです。
それでは次回もよろしくどうぞ